福島には、興味深い観光スポットがたくさんあります。福島県は、北日本の東北地方に位置していますが、赤瓦の屋根を持つ見事な城、鏡のような湖、新鮮なフルーツなど、歴史的、生態学的、そして料理の魅力がたくさん存在します。

また、多くの人が集まる「サンダル祭り」というフェスティバルが開催されるなど、独特な分かもあります。ここでは、そんな福島の観光スポットTOP3をご紹介します。

鶴ヶ城

鶴ヶ城は、中世には伊達家や蒲生家、上杉家、松平家など多くの名家が住んでいました。1868年の戦争では、敵の猛攻を1カ月間も耐え抜いた防御力の高さで、その名を馳せました。その後、1874年に城は解体されました。

1965年に現在の姿に再建された鶴ヶ城は、解体前の赤瓦の屋根が残っている日本で唯一の城とされています。天守閣の中には、1868年頃の鶴ヶ城の内部が再現されており、会津の歴史や歴代の城主についても展示されています。最上階に上がれば、磐梯山や飯盛山、会津の町並みが一望できます。

江戸時代の大内宿

江戸時代(1600年~1867年)の大内宿は、宿泊施設や荷物の斡旋・卸しを中心とした、旅と交通の拠点として栄えました。

現在では、30軒の茅葺き屋根の飲食店や土産物屋が立ち並び、東北を代表する観光スポットとなっています。街の素晴らしい景色を撮影したいなら、道の終わりの上り坂にある子安観音寺を訪れましょう。そこからは、大内宿のパノラマが見渡せます。

お店の看板メニューは「ねぎそば」で、箸の代わりにねぎを使ってすするのが特徴です。また、地元産の柿を使った大内宿のおもてなし料理「栃餅」がおすすめで、ご飯にえごま味噌を巻いて焼いた料理となっています。

裏磐梯

磐梯山の北側には、1888年の水蒸気爆発でできた裏磐梯があり、火口や岩、山肌の荒々しさなどを見ることができます。また、川の流れを妨げる巨石によって形成された数百もの湖も興味深い光景となっています。

青沼や五色沼を含む「五色沼小沼群」は、大小合わせて20~30の湖の総称です。湖の水の色は、時間帯や日照時間によって、エメラルドグリーンからコバルトブルーへと変化します。

また、「五色沼自然探勝路」は、吾妻山や磐梯山を背景に、雄大な湖沼群を巡る風光明媚なコースです。所要時間は1時間ほどで、高低差の少ない簡単なコースですが、歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズを履いていくことをお勧めします。